塾長

「英検」は本当に公立高校合格に有利か?~長男・長女の受験戦略08~

2023/03/06

公立高校の選抜方法をもう一度おさらいしましょう。

1)1次選抜(合格者の75%)
75%の合格者は内申点(45点満点)と当日のテスト(250点満点)の総合評価で選ばれます。
ザックリいうと内申点×5.56=250点+学力テスト250点で総合スコアの高い生徒から合格が決まります。
募集定員が240人とすると,180人がここで選ばれるわけです。

2)2,3次選抜(合格者の25%)
1次選抜で合格とならなかった生徒の「内申書」から各学校の選抜ポリシーに合致する生徒を選びます。
この段階では内申点は原則考慮しません。

生徒会活動,田方三島スピーチコンテスト,部活の成績(全国大会入賞など)・・・こうした中で「英検2級合格」は実質的に各進学校にとって有力な資格になります。

「英検2級」は各進学校のレベルからすると,ほぼ高校2年1学期の学力レベルであり,その生徒が相応の英語の学力を持っているエビデンスとなりますので選抜基準としても最適です。

◆中学生に英検2級は合格できる?
確かに高校2年レベルの検定試験ではあるのですが,英検は「再現性」のきわめて高い試験ですので頻出問題や頻出語彙を中心に覚えること、また過去問を繰り返しとくことによって合格基準(65%の正答率)
は難しくはありません。

2次試験の面接も問われる質問は,ほぼ定形のものですので中学2,3年生でしたら1,2か月試験対策の勉強ができればかなり合格する確率は高くなります。

当塾でも英検対策は,生徒たちが苦手な語彙問題・面接試験の対策を中心に行っており中学生でも66%,2級全体で83%程度の合格率です。
ポイントは余裕を持って中2の1月学調が終わったくらいから準備をしていくことが合格の早道です。

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