カテゴリ:お知らせ
【塾内の連絡(4/22)】
題名:通塾用かばんの整理
生徒によって、通塾に使っているカバンの整理の状態に大きく開きがあります。
塾では「Winning(スプラウト)」や「新中問」といった基本テキストのほかに、ウォーミングアップ用、演習用、宿題用などの目的で様々なプリントを使っています。
ファイルを利用して、いるものいらないものきちっと分別している生徒もいれば、すべてのプリント類がクシャクシャに放り込まれている子もいます。
私が長年生徒たちを教えていて経験的に感じているのは『カバンの整理がしっかり生徒ほど学校の成績が良い』ということです。
中高生の勉強はある意味「情報処理」の連続です。
頭の中が整理されている生徒は「何が必要」で「何が不要か」を自律的に判断し、必要なものをすぐ取り出せるところに保管しています。
話は変わりますが、トヨタ自動車の新入社員が最初に受ける教育は「整理・整頓・清潔・清掃・しつけ」の重要性だそうです。
◆整理=必要なもの・不要なものの分別
※もちろんいらないものは捨てる!!
◆整頓=必要頻度の高いものから順番に並べる
◆清潔=筆箱や机の周りはいつでも作業が始められる状態にキレイにしておく
◆しつけ=仕事の手順やルールはマニュアルや教わった通りに正確に行う。
工場の作業者だけではなく、東大やハーバード大など世界の一流大を卒業したフレッシュマンたちにも例外なく徹底的に叩き込まれるのがこうした整理整頓の大切さです。
必要な時に知りたいことをすぐ知れる状態においておくことは「勉強の効率化」「忘れ物をなくす」「記憶の定着強化」→成績アップに直結します。
保護者の皆様へのお願いです。
生徒のカバンの中は「その生徒の頭の中の整理状態」と理解していただき、生徒とまかせるだけでなく、一緒に整理整頓に取り組んでください。
塾でも生徒のカバンの「抜き打ち検査」を行い、管理状態のよくない生徒は保護者の皆様と情報共有させていただきます。
大学合格おめでとうございます!!
国公立大の合格発表が先週あたりから始まり、今週になって先行きを気にしていた通塾生(卒業生)たちが続々と合格発表の報告に来てくれました。
信州大・理学部、静岡県立大・看護学部、静岡県立大・経営情報学部、都留文科大・文学部、高知大・理工学部、金沢大・理学部、前橋工科大学・建築学部、明治薬科大・薬学部、東京理科大・薬学部・・・。
本当にウチのような小さな学習塾で、胸のすくような志望校合格を射止めてもらったと驚いています。
皆高3の夏休みくらいまでは皆、部活と勉強のはざまで苦しんでいた生徒たちですが、共通テスト、そして2次試験、私大入試という修羅場を潜り抜けて、合格の報告にきてもらったときは一段とたくましくなったなあと感じていました。
この高校生活と受験勉強の日々でギリギリと頑張って耐えた日々を今後の糧としてあたらしい大学生活を切り拓いてもらいたいと思います。
本当に皆さん、おめでとうございました!!!
そしてお元気で! Bon Voyage!!
公立高校入試分析から見えたこと(数学編)
今週行われました公立高校の数学入試問題を分析してみました。
基本的な出題傾向は例年とほとんど変わりなかったのですが、久しぶりに規則性の問題(等差数列)がでたのと、空間図形の問題がやや軟化したことなどから、難易度が若干下がったようです。
全体な単元別出題傾向をみると、3年生で履修する単元が52%でしたが、1,2年生で学ぶ単元も22%,26%を占めているので、1,2年生の学習理解が大切であるのは数字の上からも
はっきりと見てとれます。
ピンポイントのコメントとしては以下2点が目につきました。
1)四分位範囲の出題拡大
昨今のデータサイエンス系大学・学部の増設もあり、中高数学で入ってきたデータ処理に関する単元の出題が目につきました。3年前までは高1生が解いていた「箱ひげ図」の読解の
問題を中3生が入試問題で解くようになっています。これからの受験対策としては、計算処理問題だけではなく、そのもう一段上にある「処理結果をどう見るか」という思考問題に慣れていく必要があります。
2)連立方程式
今年はくだものの個数と袋の個数が関係した問題が出題されました。定石からするとくだものの個数をx,yとすべきですが、そうすると立式の中に分数が入り込んで、数学が苦手な生徒
はより解きづらくなつたと思います。ふくろの個数をx,yとすることによってシンプルな立式ができるというなかなか考えられた問題だと思います。
s-Liveでは新中学3年生にはこうした入試・学調の出題傾向に沿った勉強をすすめていくようにこころがけています。
塾探しをしている皆さんはぜひ当塾の春期講習や無料体験授業を受けてみてください。