月別アーカイブ:2024年03月
新高1生の皆さんは数学・物理の先取りを!!
中3生の皆さんは公立高校の受験が終わってひと息といったところだと思います。
3月14日の合格発表までの約1週間はひとまず、これまでの頑張りとストレスを解消してゆっくり休養をとってください。
その休養の中でこれから始まる高校生活について少しずつ考えてもらいたいと思います。
皆さん方が4月から通う高校の同級生はそれまでの各中学校で上位10%にいた生徒たちです。高校の先生たちはそういう認識の上で授業をすすめ課題を出し、そしてテストを作成していきます。
各教科でそれまで40点以上は平均して取れてきた生徒たちに同じような難易度の問題を出題することはありません。また皆さんの通学する高校の数学の授業では教科書ではなく青い表紙の参考書
チャート式を課題として毎週8~10題程度マスターしてくることを出されます。
これは、多分全国のいわゆる「進学校」と言われている高校で共通した学習の進め方なのです。
教科書では網羅できない、どちらかというと難易度の高い例題を毎週毎週マスターすることで、3年先の大学受験で全国の高校生と競い合える実力が培われるはずです。
新高1生の皆さんは、まずその難易度と授業の進むスピードに戸惑うかもしれません。
そしてその「進学校」レベルの学習スタイルに一日も早く慣れて学年をリードする上位層の生徒として頑張ってもらいたいと思います。
公立高校の入試問題を分析しました。
公立高校の入試が行われました。
受験生の皆さん・保護者の皆さん本当に1年間お疲れ様でした。あとは明日の面接を経て、3/14の合格発表を待つのみとなりましたね。
今日行われた入試問題について私なりの分析をしましたので以下ご報告いたします。
分析としては今日出題された問題を単元別に履修する学年と難易度で分けたものです。あわせて過去2年の問題傾向とあわせてみることで、これから3年生になる中2の皆さん、そして新しく
中学に入る新1年生の皆さんの勉強のひとつの指針になると思います。
学年別履修単元で分けると以下のようになっています。
1年生の単元: 13点(26%)
2年生の単元: 11点(22%)
3年生の単元: 26点(25%)
点数合計:50点(100%)
確かに3年生で勉強する内容が一番多く出題されていますが、半分弱(点数換算で46%)は1,2年で勉強した内容だということがわかります。
また難易度別に集計してみると以下のようになっています。
基礎的な問題:14点(28%)
標準的な問題:14点(28%)
発展的な問題:22点(44%)
つまり半分以上の問題は教科書・学校のワークなどで出ている問題レベルだということがわかります。
入試問題と聞くと、「とても難しいのでは?」という先入観がでてきそうですが、実は中学校の教科書や定期テストで出題される問題が半分以上だということなのです。
これから3年生になる皆さんは、こうしたファクトを踏まえて1,2年の定期テストや教科書の章末問題などをもう一度解いておくようにしてもらいたいと思います。
受験生の皆さん、最後の1秒まであきらめないで!!
明日はいよいよ公立高校の入試日です。
受験生の皆さんは、これまでの受験勉強で培ってきた結果を余すところなく5教科に取り組んでください。
最後に一つだけアドバイスさせてください。
それはテストが始まる1秒前まであきらめないということです。
これまでやってきた数学や理科の過去問、歴史や地理の用語集などはそのまま、あるいはヒントになるような形で出題されることがしばしばあります。
「あー、あれなんだったっけ?」と度忘れしないようにテストが始まる直前まで何度も覚えこむようにしてください。
その時には見てよしにするのではなく、小声で「ぶつぶつ」と口に出して繰り返すと記憶(この期に及んだら短期記憶で問題ない!!)が鮮明になるはずです。
テストは1点でも多くライバルたちより得点した生徒が勝ちです。
あきらめずに最後の最後まで粘って夢をつかんでください。